バランスファンドのリターン、リスク比較

下落相場時のバランスファンド、リスク低減実績比較にて、リスクの比較を行いましたが、今回は同期間のリターンはどうだったか、またリターンとリスクの関係はどうだったかを確認してみます。

4つのバランスファンドを対象に2008/6末を基準として、2009/4/24時点の価格と比較し、リターンを算出します。

リターン(%) = ( 2008/6/末基準価格 - 2009/4/24価格 ） / 2008/6/末基準価格

最もリターンが良かった（下落率が低かった）のはマネックス資産設計ファンド（育成型）になりました。

2008/6/末 - 2009/4/24 期間リターン順位（下落率の低い順）

１．マネックス資産設計ファンド（育成型）
２．セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
３．SBI資産設計オープン（資産成長型) スゴ６
４．ジョインベスト・グローバル・バランス・ファンド（投資生活）

バランスファンド 2008/6/末-2009/4/24 期間下落率


期初と比較して同期間に株式相場が下落したため、相対的に株式割合が低いマネックス資産設計ファンドの下落幅が少なくなったようです。

ポートフォリオに占める株式割合
・マネックス資産設計ファンド　31%(2009/3/末までの配分比率)
・ジョインベスト・グローバル・バランス・ファンド（投資生活）　68%


では、続いて、下落相場時のバランスファンド、リスク低減実績比較にて計算した、同期間の最大下落率をリスクとした場合の、リスクとリターンの関係をみてみます。

リスクが最も低く抑えられ、期間リターンも良かった（下落率が低かった）のは、マネックス資産設計Fでした。わずかな差ですが、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドが続いています。



マネックス資産設計Fの特徴の1つである、基本資産配分比率についてイボットソン・アソシエイツ・ジャパンから投資助言を受けて、資産配分比率の見直しが行われていることが良いパフォーマンスになった一つの理由と言えそうです。

同ファンドの資産配分比率は設定来数回変更が行われ、最近では2009/4に見直しが行われています。長期投資の資産配分比率の参考にするため、今後確認してみたいと思います。

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