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米短期、長期金利と米S&P500の関係 [資産運用]

米金利情報を元にした景気のピーク判断、下落相場開始時のポートフォリオ見直しについて先日のエントリー(リンクをクリックすると別ウインドウで開きます)ではとりあげました。

今回は米国金利と実際の米国株価指数の1つであるS&P500との関係を確認してみたいと思います。

2005/12末から2009/5末までの、米国短期金利、長期金利、S&P500指数の関係グラフ確認です。

緑色:      米株価指標S&P500 月末終値(左軸)
ピンク色:  米国TB(Treasury Bill)3ヶ月金利(短期金利)(右軸)
水色:     米国10年物国債(長期金利)(右軸)

20090628IntrestrateSP500.gif

データ出所:米国金利 FRB 金利履歴サイト(リンクをクリックすると別ウインドウで開きます)

グラフ上はわかり難いですが、2006/8から米国の短期金利が長期金利を上回る現象が発生しています。

その後、短期、長期金利とも横ばいになり、2007年半ばぐらいから下落が始まっています。(ここまでは先日のエントリー内容確認です。)

一方株価の動きは、月末の終値ベースでは、2007/10がピークになっていて、その後下落に転じています。

更に、金利、株価のその後の動きをみてみると、金利の底は2008/12、株価の底には2009/2と3ヶ月ほどのタイムラグが見られます。

金利は株価の動きに先行しています!!

今回取り上げた期間の傾向がすべての場合にあてはまるかどうかはわかりませんが、金利動向は下げ局面だけではなく、景気回復時期の確認にも使えそうに見えます。

長期投資=バイ アンド ホールド(買った後は保持し続ける)、 ドルコスト平均法で残高を積み上げていく方針ですが、景気循環にあわせて、ポートフォリオ調整という考え方は面白そうです。

今後数年間は、景気回復局面と捉えていますので、残高積み上げを続けますが、次の景気後退に入ったと判断できたときには、株式比率をいくらか下げて見たいと思います。

まとめ

  • 2006年から2007年にかけての景気ピーク時には短期金利が長期金利を上回るという逆転現象がおき、その後金利は下落
  • 景気底打ちから、回復へ向かうときにも、金利が先に反転するという傾向あり
  • 景気の先行きが読めれば、景気後退による株式相場下落時に、景気動向にあわせて、アセットアロケーションの株式比率を下げることにより、資産減少を抑えることも可能

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