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上場MSCIコクサイ株 基準価格と市場価格乖離 [資産運用]

5/7(金)はMSCIコクサイに連動したETFも数パーセント下がるだろうと思っていたのですが、終値は前日比+9円の1,114円となりました。

MSCIコクサイのインデックスは下がっているのに、何がおきているの??

調べたところ、上場MSCIコクサイ株(1680)の基準価格はインデックスに連動して下がっているものの、市場で取引されているETFは需給で値段が決まっているので、必ずしも連動して上下するものではないことがわかりました。

目論見書を確認したところ、15ページにも確かにそのようなことが書かれています。

どのぐらいの乖離があるものか、4/1から5/7までの基準価格と市場価格の変化をグラフにして比較してみました。

4月の乖離率は2%から4%で推移していたものの、5/7(金)の終値では12.4%。

ちょっと、驚き。

もしこの日に買っていると、その後インデックスが上昇し、インデックスに連動した利益を得ようとした場合には、同じだけ乖離している値段で売却できないと利益が少なくなってしまいます。

image006.gif 

投資信託とくらべてETFの良い部分は、信託報酬が低いことと、市場の値段でいつでも売買できることです。

市場の値段が適正であれば良いのですが、インデックスと連動した投資利益を期待している場合には、市場価格との乖離率のブレが大きいETFよりも、基準価格との連動性が高い価格で売買できる投資信託のほうがメリットがあるように思います。

MSCIコクサイ(1680)は上場して3ヶ月ちょっとなので、TOPX連動の1306と比較してまだ流動性が低いことが乖離率が高くなる要因の1つかもしれません。

東証に上場されているMSCIコクサイは、STAMグローバル株式インデックス・オープン投資信託からのリレー投資の候補としていたのですが、もう少し様子を見たいと思います。

上場MSCIコクサイ株の基準価格とインデックスのトラッキングエラーに関するエントリーはこちら


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