「大人の投資入門」を読む [資産運用]
北村慶著「大人の投資入門 真剣に将来を考える人だけに教える「自力年金運用法」」を読んでみました。
豊かな老後を過ごすことができるように、資産運用に関しての一般的な知識と自力年金をどう運用するかについて書かれている本です。
年金については昨今話題になていますが、老後のために少しでも早い時期から将来に向けて賢い資産運用を始める必要性についての認識を深めることができました。
今まで考えたことがなかったのですが、公的年金のポートフォリオも含めて、公的+私的を合計した全体のアセットアロケーションを最適化することが必要という考え方は私にとって新鮮です。
「日本の公的年金の運用方法は時代遅れ?!」の項目ではアセットアロケーションについて以下の説明があります。
欧米先進国には日本ほど「債券」偏重の『公的年金』運用を行っている国はありません。
政府年金投資ファンド(GPIF)が公表している基本ポートフォリオでは国内債券が67%を占めているそうです。
この状況を踏まえて、私的年金(個人資産運用)ではリスク資産割合を増やす調整が必要であることが書かれています。
具体的なところでは、運用を始めるにあたっての情報とともに、運用中に必要になる情報も含めて、以下の内容などが含まれています。
- 手数料の影響
- パッシブ運用(インデックス投信)とアクティブ運用(ファンドマネージャーによる積極的な運用)の比較しパッシブ運用がお勧め
- 複利運用の効果
- TOPIXインデックス投資信託,ETF商品紹介(関連記事)
- リバランス方法
- リレー投資(信託報酬を抑えるために投資信託からETFへのスイッチング)方法(関連記事)
なお、本書の発行(2008/1)後、インデックス連動の投資信託についてはSTAM投資信託シリーズ(関連記事)、ETFについてはMAXIS トピックス上場投信という信託報酬が抑えられた商品がそれぞれ設定されていますので、検討対象に加えることができると思います。
この本だけで早速私的年金運用(個人資産運用)を始められそうな印象を持ちました。
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