TOPIX連動ETF 騰落率比較 [資産運用]
前回の純資産残高の比較に引き続いて、今回は、TOPIX ETFの騰落率比較をしてみます。
「TOPIX 連動型上場投資信託」(証券コード1306)(以下1306野村ETFと略)と日興アセットマネジメントの「上場インデックスファンドTOPIX」(証券コード1308)(以下1308日興ETFと略)には以下のように信託報酬に差があります。
1306 野村ETF 信託報酬 0.1155%
1308 日興ETF 信託報酬 0.0924%
1308日興ETFのほうが毎年報酬として引かれる割合が0.0231%とわずかですが、低く抑えられているので、長期では騰落率に有利に働くように見えます。
2003/7/10から2009/4/30までに価格がどう変化したかの差を比較してみます。
5年程度の価格推移を調べるため2003/7/10を基準としました。1306野村ETFの設定開始は2001/7/11、1308日興ETFの設定開始は2001/12/20ですので、いずれも安定した運用がされている思われる時期の価格推移になります。
結果は、1308日興ETFの騰落率が1306野村ETFよりも5年と約10ヶ月の期間では約1.20%上回りました。
出所:各社公表資料から作成
注:配当は全額再投資したものとして計算しています。なお実際には自動的に再投資はされません。
1308日興ETFは信託報酬を低く抑えつつもしっかりと騰落率を伸ばす運用ができているTOPIX連動のETFはありがたい存在だと思います。
小額からも購入可にするなどの商品性改善により、純資産残高を伸ばすなど取り組みを期待したいと思います。
2009/5/15には三菱UFJ投信から信託報酬を年0.0819%までに抑えた 「MAXIS トピックス上場投信」(証券コード1348)も上場されましたので、こちらの動きも今後は注目したいと思います。
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