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年金保険よりも自分で積み立てたほうが徳? [資産運用]

保険のコストは、通常の金融商品よりも割高ということを知り(エントリー)、契約時の説明書を調べてみます。

まず気になったのは、予定利率です。

  加入している年金保険内容 

  • 商品名称: 拠出型企業年金保険
    •  団体生命保険商品で、企業・団体に所属しているときに加入できるものです。
  • 予定利率: 1.25%
    • 金利水準の低下、その他の著しい経済変動などの場合には、変更することがあると注意書きがあります。
  • 運営事務費: 0.6%
    • 積立掛金から運営事務費を除いた額が、実際の払込保険料になります。
  • 年金受取
    • 10,15,20年確定年金、15年保証期間付終身年金、15年保証夫婦連生終身年金が選択できます。

説明書で予定利率が書かれていますが、見落としていました。一番小さな文字が使われています。

保険料は所得税で5万円、住民税で3万5千円を限度とした個人年金保険料控除が適用されるので、その金額に所得税率をかけた金額分だけは利回りに寄与します。

仮に税率を20%にした場合には、税金減額分は1万7千円です。

積立額が100万円ある場合には、簡易な計算をすると、積立金による利子12,500円と17,000で、2.95%が実質的な利回りになります。

積立金が200万円ある場合には、25,000円と17,000円で2.1%です。

自分で株式型のインデックス投資信託を毎月積み立てていますが、5%ぐらいの平均利回りを期待していますので、実質的な利回りと比較してもかなり低く感じます。

終身タイプを選べば、長生きするだけ、年金がもらえるというメリットはあるのですが、長期間積み立てると5%の場合とはかなりの差になります。

年金保険での積立を行っていたことで良かった事もあります。残高が元本をわずかですが、上回っています。安定しているということですね。

安定をとるか、リスクをとって、より高い利回りを目指すか、悩ましいところ。

一時的な下落があったとしてもインデックスファンドに期待している利回りは魅力的なのでファンドの積立に切り替えたいと思います。


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スローン

はじめまして。

わたしも、同様の拠出型企業年金保険に訳も分からず入っていて、どうしようか悩んだあげく今期は継続しました。
実質利回りは、配当もあるので、もう少し上昇するとは思います。比較するとしたら、株式ではなく、期待リターンが3%の日本債券辺りが妥当かもしれません。

不満点をいえば、

・運用対象がみえない
・年金原資がふえると、税控除分の利率が相対的に小さくなる

でしょうか。
個人的には、401kに加入できればそうしたいのですが...


by スローン (2009-06-12 01:25) 

syunpapa

スローン様

はじめまして。コメントありがとうございます。

確認が大変遅くなり申し訳ございません。

同じ安定運用という点では、確かに債券利回りとの比較が妥当かもしれません。ご指摘ありがとうございます。

不満点はその通りだと思います。

401kが導入されていると、選択肢になりますね。

拠出型は他の資産運用と管理が別になるため、一旦始めてしまえば、日々残高を目にすることがなく、安易に取り崩しや解約しにくいというメリットがあります。

逆に、個人で投資信託積立を行う場合には、取り崩し、解約のリスクを抱えることになります。

リスクをどう考えるかは悩ましいところです。
by syunpapa (2009-06-18 01:17) 

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